僕がホームレスになった理由【第5話】
どうも!次代が産んだスーパースター、ちぐざいるです!!
〜前回までのあらすじ〜
働き出した会社で退職を願い出た同期が殴られるなか、無断欠勤という自殺行為をしてしまう。
地下鉄の中をぐるぐるとしたまま時間だけが経ってしまった僕は夜になり
携帯をオフにしたまま
間借りしている家に帰ろうとしたが
会社から歩いて10分‥
しかも会社が契約しているアパートな為、
間違いなく
僕が居留守を使っても
管理会社に鍵を借りてやってくるはず。
この時の頭の中はもう
辞表を出した同期=顔面パンチ
無断欠勤をした僕 =アブダビコンバット張りの
という大袈裟ではなくほんとにとてつもない恐怖にかられたのだ。
仕方なく実家に帰るしかないと考えたが
H先輩のように
(前回参照)
恐らく明日には実家にも僕を
連れ戻しに来るだろう。
さらに
当時の僕の親は物凄く厳しく
無断欠勤をして逃げてきたなんて
知れたらまず上司が来る前に
甘えるな! と一喝された上
家から追い出されるだろうと
容易に想像ができた。
つまり完全に帰る場所を失った事に気づく。
ここから短くも長い
結果2カ月にも及ぶホームレス生活が
始まった。
とはいえ名古屋にいたら偶然見つかるということも
考えられるので地元に帰る事にした。
とりあえず運がいい事に6月だったので
夜は気候的には
ホームレスに優しい気温だったので
寝る場所には困らなかった。
僕の経験上1番寝心地がいいのは
図書館のベンチだった。
幅が広かったり少し斜めになってたりで
体重を預けやすかった。
食事はほぼ1日1回、
まだ牛丼が300円以下で食べれた時代
だったので助かった。
お風呂も500円以下で入れる銭湯があったので
臭くなったら入っていた。
とは言え着の身着のままの状態だったので
日に日にヨレヨレなっていくスーツを着て
昼間フラフラしている僕は明らかに不審者
だっただろう。
今だったら通報されてたかも。
毎日夜中になると恐る恐る携帯の電源を
入れるのだが
上司や部長はもちろん、親や同期に至るまで
毎日着信があった。
後から聞いた話だが
同期は本当に心配して何度もかけてくれたそうだが
僕は後ろに上司がいてかけさせられいるのだろう
と疑心暗鬼になり折り返すこともできなかった。
そんな生活が2週間くらい続いた頃
とんでもない事に気付く‥
ゲオでDVD返してねぇ!!
続く。