運送業界の闇について
どうも!次代が生んだスーパースター、ちぐざいるです!
今回は前に書いた夜の情報誌の仕事を辞めたあと
ぷらぷらしていたら頃の話をしたいと思います。
もちろんお金がなかった僕はバイトをする事に
なるのだが、
当時家がほんとに厳しく、平日昼間に家に
いたら何をされるか分からなかったので(笑)
平日朝から働ける仕事を探した。
すると何も考えずに求人で書いてあった
日給10,000円以上可能!!
と書いてあった文字に目がいく。
それが佐川急便の下請けの事業所である。
1日10,000円稼げたら20日働いたら20万稼げる
じゃないか!!
これはやるしかない!ということで早速応募する。
もちろん即採用で次の日から早速バイト入ることに。
しかし、これが配達業界の闇を知ることになる。
まず朝7時に出勤。
そこから自分の担当のエリアを分け与えられ
地図をもらい倉庫へ。
すると山積みになっている荷物を1時間以内に
エリア別に振り分ける。
振り分けが終わったらすぐに出発。
なのだがとても1時間で終わる量ではないのだ。
まだネットで買い物が主流じゃないときで
あの量だから今はどんなレベルなんだろうと
考えただけで怖くなる。
(当時はやたらプロアクティブの配達が多かった。
みんな使ってたんだなぁ。)
さらに面接の時詳しく聞かなかったのか
隠されたのかは覚えてないが
この作業の時間は時給は発生しない。
なのにもはやこの作業でヘロヘロになる。
がこの時点ではまだボランティア。
さらにここからがブラックで
まずバンのような車は与えられるが
ガソリンは自腹。
自腹なので当たり前だが前乗ってた人も
ガソリンちょびっとしか入れないので
まず乗った時点でガソリンスタンド行くハメになる。
夏真っ盛りの時期だったのだが
自腹なのでもったいないのでクーラーはつけない。
さらにナビなんて普及する前だから
ひたすら地図とにらめっこして届ける。
もちろんグーグル先生もいない。
さらに信じてもらえないかもしれないが
完全歩合制。
荷物を1つ渡すごとに200円のバックがあるが
それだけである。
つまり1日何も渡せなかったら
無一文である。
だからとにかく住所に行って不在だと
無性に腹が立った。
また行かなくてはいけないし、金にならない。
ガソリン代だけ考えたらマイナスである。
一時期、佐川急便の配達員のマナーが問題に
なったが
思いっきり気持ちがわかる。
(まぁ正社員は完全歩合てことはないだろけど)
先輩いわく
慣れてこれば家も覚えて土地勘もでき素早く
配れるらしいが
それでも日給10,000て無理だろ!!
何個配らないかんねん!!
配達は夜9時までだが
結局事務所に戻っても配達表の事務処理など
やることがあったりで終わると夜22時をまわっていた。
結局昼間なんてほとんどが不在配達なので長時間にわたっても
7000円稼げればいい方である。
15時間働いてるこの金額。。
恐ろしい世界だった。
おしまい。