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ちぐざいる新聞

次代が産んだスーパースターちぐざいるです!人生をふざけろ!

ナビがなかった時代の話【前編】

どうも!!次代が生んだスーパースター、ちぐざいるです!!

 

皆さんは車にナビがない時代は経験しているでしょうか?

 

その頃は日本の道が細かく書いてある、

マップルという本が必ずと言ってもいいほど

車のダッシュボードに入っていました。

 

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これは時間と好奇心を持て余していた19歳の

少年達の冒険記録である。

 

師走の年末にさしかかろうという12月28日の

21時頃の出来事である。

 

 

その日、僕は家でめちゃイケスペシャルを見ていた。

 

すると急に、一通のメールが入る。

(LINEじゃないよ)

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そこには一文だけ。

 

『着いた。』

 

 

と入っていた。

 

窓から家の前を見るといつもつるんでいた地元の友人2人が手を振っていた。

 

 

急いで階段を降りて家から出ると

 

『東京行くぞ!シンちゃんに会いに行こう!』

 

シンちゃんとは幼なじみの1人で

高校を卒業して東京の大学に行き

当時東京で1人暮らしをしていた友人である。

 

まさかの着の身着のままジャージ姿で

半ば拉致された僕はまさにその時見ていた

 

めちゃイケ日本一周の中居くんのようだった。

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しかもまだETCもない時代。

 

まさかの下道で行くぞ。というのだ。

 

しかも友人のお母さんの軽自動車でである。

 

まさにドン・キホーテと化した男3人組は

早朝着を目指して

車を走らせた。

 

 

 

 

が、結局20キロもしない間に

これではたどり着かないと

 

結局、東名高速の岡崎インターチェンジ

高速に乗ることに。

 

車内は初めての自分達だけで車での遠出

ということでみんなテンションが高く

盛り上がっていた。

 

 

 

そして明け方頃、東京に到着した。

 

 

 

ただ、ここからが問題だ。

 

東名高速道路にのったのだから東京までは

迷うわけがない。

 

ここからがナビもない、グーグルさんもいない

時代の大変なところだ。

 

年賀状で友人が住所は調べておいてくれてたのだが、

そこがどこかわからないし自分達が今どこにいるかもわからない。

 

青い看板とマップルを頼りに進んでは車を止め、

を繰り返し、

むしろ高速を降りてからの方が時間がかかった。

 

なぜならシンちゃんが住んでいたのは

東村山という東京の外れの方だったからだ。

 

土地勘もない僕らがすんなり行ける場所ではなかった。

 

 

そして、ついに、地元を出発して12時間近くだった

朝の9時頃、

おそらくここであろうと思われるアパートに

たどり着く。

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その時は流行っていた

ロンドンハーツ という番組の

ガサ入れというコーナーのマネをして

チャイムを押して

 

『あなたに浮気の容疑がかかっております!』

 

と呼ぶ。

 

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‥あれ?

 

ピーンポーン、ピンポン。

 

『あなたに浮気の‥』

 

ピーンポーン。

 

 

 

 

 

 

 

何回鳴らしてもでない。。

 

 

え?!いない!!

 

 

 

そう、我らは

 

遠路はるばる400キロを

 

まさかのアポなしでやって来たのだ。

 

 

 

 

 

つづく。