駐車場に車が停まっていたらどうする?【後編】
どうも!!次代が生んだスーパースター、ちぐざいるです!!
僕の駐車場に勝手に停めていた上の階の住人を追い出し、改めてステキなアパートライフを
満喫して1ヶ月経とうという
ところにいきなりチャイムが鳴る。
インターホンから覗くと
六角精児 みたいな作業着を着たおっさんが
立っていた。
ドアを開けると
『引っ越してきて1ヶ月経つけどずっとおれの
駐車場に停めやがって!どかしてくれ!!』
と怒鳴り込んできた。
え?!
なんで?!あんな事件あったし
ぼくが契約した駐車場に
間違いないぞ?!
そもそもなんで1ヶ月経った今言うんだ?!
僕の契約した駐車場に間違いないと言うと
なら契約書を見せろと言うので
キチンとファイルで管理していたので
見せると
たしかに今僕が停めているところで契約している。
間違いない。
そんなはずはない!と
おれも契約書あるから取ってくる!!
とあわてて部屋に戻って行った。
その時気付いたが相手は隣の部屋のやつだった。
ワンルームのアパートなんてご近所にどんなやつがすんでいるかなんて分からないものなのだ。
そして、六角精児が戻ってきて向こうの契約書と
照らし合わせると
衝撃の事実が!!
実際のアパートの写真なのだが、
僕は1番左の駐車場をP 3として契約している。
六角精児は1番左の駐車場をP1として契約していたのだ。
つまり二重契約である。
すぐさま管理会社に連絡すると、
その事実を認め謝罪された。
いや、謝罪で済む話ではない。
駐車場の枠はひとつ。
どちらが停めればいいのか?
問い詰めると、
入居のタイミングはほぼ一緒なのだが
契約したのが僕の方が2週間ほど早かったので
僕に停める権利があると言う。
その旨を六角精児に伝えると
『そうか。なら仕方ないな。怒ったりして悪かったな。』
と納得した。
え!!いいの?!
逆の立場だったら絶対納得できないけど!?
そもそもの疑問が。
今まで1ヶ月の間ずっと僕が車を停めていたが
その間車をどうしていたのか?
聞くと、
この人も謎な人で
ここは仮住まいなので普段は違うところに住んでいて
滅多に帰ってこないらしい。
たまに週末帰ってきたがその時は
運良く僕が外出中で駐車場が空いていたらしい。
え!そんなことあるんか?!
この六角精児とはお互い被害者ということで
仲良くなり顔を合わすと世間話をするような間柄になった。
おしまい。