どうも!!次代が生んだスーパースター、ちぐざいるです!!
海の家でバイトを始めた最初の週末の金曜日の夜に
縁を取り持ってくれたジョナが差し入れにビールを
たくさん持ってきてくれた。
ジョナはこれから毎週末ビールを大量に持って
片道60キロ以上の道のりを
僕の様子を見にきてくれることになる。
本当にいい友人を持った。
そしてルミ子さんもジョナに
『仕事もちゃんとやるし礼儀正しいし、明るいから客商売向いてるし紹介してくれてありがとう』
と感謝していた。
まだこの頃は‥
そしてジョナは泊まっていくのかと思ったら
帰っていった。
そして世間は海の日を含んだ三連休。
この日から本格的に海の家の仕事スタートといった感じだ。
僕は朝一から駐車場の呼び込みをやることになった。
内海海水浴場というところは
海岸に行くまでの道にいくつかの駐車場があり
そこでお客さんの呼び込み合戦が繰り広げられているのだ。
ルミ子さん曰く
駐車場は空きがあればあるだけ赤字になるから
なんとしても埋めて欲しいと言う。
呼び込みのコツをルミ子さんに聞くと
『そんなん目立っちゃえばいいんだよ!目立って注目させればみんな来るよ!』
僕はその言葉を聞いて安心した。
そして目立つことにかけては努力を惜しまない僕は
なぜか持ってきていた
DJ OZMA のカツラと全身スーツに身を包み
駐車場がある戦場へと
繰り出していった。
その時の写真はなかったけどこれね。
そして、車が通るたびに全身でアピールすると
呼び込みをやっている他の人たちも
なんだあいつはみたいな感じで爆笑された。
そこまではよかった。。
そしてふと手前の駐車場に入りそうだった
ギャルが乗ってそうな軽自動車が
僕に気づいて僕の方の駐車場に入ってきた。
やった!!初お客さんだ!!
喜んで駐車場に案内し車を誘導させる。
『オズマじゃーん。ウケるんだけど。つい目に入ってこっちちゃったわ』
と言われ意気揚々となり
そしてぜひ更衣室やシャワー、食事や休憩するなら
海南荘へ!!
と案内して1人目の客をゲットした。
(駐車場と海南荘はちょっと離れているのだ)
そしてテンション上がりっぱなしのまままた戦場に戻ると事件が、、
さっきのギャルを取られた
手前の駐車場のおじさんが
『お前なにしてくれんじゃ!!客横取りしやがって!!ここで働くならルール守れ!ボケ!!』
とビックリするくらい大声でキレてきた。
駐車場初日だったし見た目もパンチで怖かったので僕は完全に萎縮してしまい
オズマの格好を着替えることにした。
それからは目立つようなことはせず大人しく駐車場の呼び込みをやりました。
初日から海水浴場の洗礼を受けたのだった。
つづく。