ビーチボーイズしたあの夏の日⑦
どうも!!次代が生んだスーパースター、ちぐざいるです!!
同じバイトだったヒデちゃんが就職の為やめてしまい、寂しい毎日を過ごしていたら
海で働く先輩のカンタさんが ぜんというギャル男を連れて海南荘に来た。
可愛らしい顔をしたイケメンで一目惚れし
友達になってほしいと伝えると
カンタさんもそのつもりで連れてきたらしく
海南荘に面白い奴がいると話を聞いて
ぜんを連れてきたという。
カンタさんとぜんの店は軽食やをお酒を売っている
波 という店だった。
ぜんは、海岸からは少し離れたアパートをひと夏借りて働いており1人でいつも夜寂しいという。
その日からぜんと友達になった。
そしてそれから毎日仕事が終わるとぜんと一緒に
海南荘でご飯を食べたり、屋上で宴会をしたり歌を歌ったり騒がしい毎日が始まった。
ヒデちゃんがいなくなってからの心の隙間を埋めてくれた。
ある日、
ぜんも同じEXILE好きということもあり
ぜんと一緒にカラオケに行くことになった。
僕らが働いている内海は海しかない田舎なので
カラオケなんてものはない。
車で1時間くらいかかるコロナワールドにあるというので
ぜんは車で内海まで来ておりぜんの車で行くことにした。
しかしここでやらかしてしまう。
普段から一緒に海岸や屋上で歌っていたので
カラオケもめちゃくちゃ盛り上がった。
うん。盛り上がったのだ。
ただ、、
盛り上がったのはいいが
めちゃくちゃ盛り上がりすぎて日付が変わるまでには帰ると伝えてあったのに
海南荘に着いたら午前2時を超えていた。
恐る恐る海南荘に帰るとルミ子さんは起きていた。
そして
『明日も朝から仕事なんだから遅くても出かけるなら日付が変わる前に帰って来なさい!』
と、初めて怒られた。
次の日、仕事が終わるとぜんちゃんの家に遊びに行くことになった。
いつも海南荘で夜ご飯を食べさせてもらってばかりなのでぜんが手料理を振る舞ってくれるという。
昨日の今日なのでちゃんと約束通りに
今日中に帰ってくるようにと言われる。
そして海南荘からあるいて10分くらいのところに
ぜんのアパートはあった。
一人暮らしの男の家。ドキドキである。
が、
ぜんの家は、ここは留置所か?
と疑いたくなるような小さなテレビしかない
絵に描いたような六畳一間だった。
そしてそこでまた宴会が始まりついつい
飲みすぎてしまう。
そして疲れていたのかそのまま寝てしまった。
そして
ふと目が覚めたらもう朝方だった。
しまった!!日付が変わるまでに帰る約束をしたのに
朝帰りである。
恐る恐る海南荘に帰るとそこには、、
つづく。