甲子園準優勝の金足農業へ寄付金を渡しに行った話!!壮大な冒険と出会い!③
どうも!!次代が生んだスーパースター、ちぐざいるです!!
楽しい高校時代の友人達と旅行が終わり、これから一人ぼっちの旅が始まると少し寂しがっていると
ミズモトくんが
ぼくも暇だからどっか行くかい??とまさかの一言を。
旅2日目。東京。
正直言ってこの時のぼくの気持ちとしては1人の方がマシだなぁと思った。申し訳ないけど。
それはミズモトくんは画家をやるだけあってものすごく個性的な方だし、そもそも高校時代もそんな仲がいいという間柄ではなかったため、
正直そんな人と一緒にいるのなら1人で旅をした方が気が楽だと思ったのだ。
とりあえずなんか気まづいしとりあえず飲んで雰囲気を和ますしかないと、新橋にあった居酒屋に入る。
リョージの時もそうだったがクラスメイトというのは不思議なもので高校時代の話とか、好きな映画の話とかしていたら全然違和感なく話せ、普通にめちゃくちゃ楽しかった。
大人になってなかなか友達ってできなかったりいつの間にか縁が切れてしまった人とかたくさんいるのだが不思議なものだ。
結局日付が変わるギリギリまで飲んでしまい
そういえば今日泊まる宿が無いことに気づく。
まあ、最悪野宿するつもりで寝袋も持ってきていたのでそこまで焦らなかったが。
すると、ミズモトくんが
ぼくが知っているホテル教えてあげるよ。そこならまず部屋が埋まってることは少ないよ。
と言ってそのホテルに連れて行ってくれた。
そこは飲んでいた店から歩いていける距離の場所にあった。
ホテルに着くと目を疑った。
え?!これラブホじゃないの?!
さすがに違ったが中に入るとさらにインパクト大だった。
とりあえず治安が悪い。
しょっちゅうボヤ騒ぎがあるんじゃないのかと不安になるいらない情報。
ベッドにタバコの穴あったし。
さらにテレビが天井にあったり。
とりあえずツッコミどころありすぎるホテルだった。
駅から徒歩5分なのに安かったけど。
(レインボーホテルてとこ。よかったら泊まってみて)
そしてミズモトくんにお礼を言い、必ずゴールすることを約束して別れることに。
ミズモトくんは友達思いの実は寂しがり屋のいい奴だった。
ありがとう。
そしてその夜。事件は起きる。
夜中、電気をけして寝ていると
きちんとカギがかかっていなかったのか部屋のドアが開いた。
ぼくは飛び起きて
え?!
と言うと人影が見えたので追いかける
すると
すいません!間違えました!
と小走りで逃げていくおっさんの後ろ姿が。
間違えたのがほんとか真意はわからないが
夜中寝ていて人が入ってくるほど怖いものはなかった。
それからなかなか寝れなくなってしまった。
そして夜が明けた。
ついに1人旅の始まりだ。
それはかつてない困難な旅の始まりを意味していた。
つづく