どうも!!次代が生んだスーパースター、ちぐざいるです!!
人の優しさに触れて、後ろ髪を引かれる思いで金足農業を後にしたぼくらはつまりそれは
このアイルランド人とお姉さんとの別れも意味していた。
追分駅までの帰り道、アイルランド人はずっと
一緒に北を目指しましょうよ!行きましょうよ!!と言ってくれた。
たしかにそこからさらに北を目指すのもアリだったが、ちょっと前半東京で時間を使いすぎた。
明日の朝には愛知に帰らなくてはいけなかったのだ。
このアイルランド人、ただのひまな学生かと思いきや、
日本の会社に就職してエンジニアをやるのが目標らしくなかなかのインテリなやつだった。
お互い旅をしていたらまた会うかもしれないねと
インスタを交換した。
追分駅に着くと
アイルランド人は電車に乗り青森方面へと去っていった。
短い時間だったが別れとなると寂しくなる。
はずが、まさかの青森方面へ行く電車が2時間近く来ないという恐ろしい状況であったため、
見送るはずが見送られる立場になってしまった。
そして、ぼくとお姉さんは秋田駅に帰るため反対方向の電車に乗るのだった。
やっと2人きりになった擬似カップルは、電車の中で
ぼくが今まで行った海外の話とか、ヒッチハイクした話とかをした。
いいねぇ。なんか人生楽しんでるって感じがして羨ましい。
と言ってくれた。
この台詞、色んな人に言ってもらえるのだが
実際はいいところだけをかいつまんで見ればものすごくリア充に見えるのだが、実際いらない失敗や敵も多いので
普通に生きてる人の方が充実していると僕は思う。
ただ多分ぼくは人より好奇心が旺盛だから、きっとこんな感じでこれからもジェットコースターみたいな人生を送るのだろう。
(巻き込んでいる人すいません)
そして秋田駅に着いて一緒にご飯を食べたりするわけもなく、お姉さんとは別れた。
儚い恋は終わった。
そして僕は秋田から仙台までまたバスで帰り、
そこから夜行バスで名古屋まで帰るのだった。
そして、それから半年くらい経ったある日、
キチンと収支報告書が金足農業より来ました。
素敵な思い出と共に。
おしまい