甲子園準優勝の金足農業に寄付金を渡しに行った話!!壮大な冒険と出会い!⑥
どうも!!次代が生んだスーパースター、ちぐざいるです!!
初日に大雨に降られ次の日もなかなか捕まらず無理かと思った時、仕事中のおじさんが乗せてくれた。
そしておろしてもらった場所は見覚えのある場所であった。
旅4日目。羽生サービスエリア。
そう、ここは前回もおろしてもらった羽生サービスエリアだったのだ。
この付近では数少ないサービスエリアだからか。またしてもこの羽生サービスエリアでヒッチハイクをすることに。
駐車場から本線に戻る手前がベストポジションなのだ。
前回はここから一気に仙台まで送ってもらえた。
今回はどうだろうか?
前回に比べて明らかに苦戦している。やはり1人より2人のほうが成功率は高いのだろうか。
そんなことを考えながらボードをかかげると、
すぐに一台の車が止まった。
中から出てきたのは笹野高史似のおじいさんだった。
あんた秋田まで行きたいの??あはは。おもろいやっちゃなぁ。
仙台までなら乗したるで。
と言ってくれたので
いいんですか!?お願いします!!
ヒッチハイク成功である。
時間にして10分ほど。やはりサービスエリアは確率がいい。
そのおじいさん、甲子園が大好きで金足農業の躍進に感動したらしく熱く語ってくれたのだが
よく考えたらぼくは甲子園見てなかったので
金足農業の選手もなんならそのときどこが優勝したのかも知らなかったのだ。
あきらかにミーハー心がバレてしまったなか
車は3時間ほどで仙台に着いた。
おじいさんは仙台の自分の家に帰る途中だったようで仙台市内ならどこでも送ってやるわ
と言ってくれた。
(よく考えたらこのおじいさん3時間もかかる遠いとこまでなにしていたんだ?)
ありがたくその言葉に甘え、仙台駅まで送ってもらうことに。
時刻は19時過ぎ。真っ暗だった。
そして金足農業着いたら選手によろしくな!と言い残しておじいさんは去っていった。
本当に救われた。つい24時間前はもうこの旅はダメなんじゃないかと思っていたのに。
ありがとうございました。
2回目の仙台駅。相変わらず都会である。
が、話に夢中になっていて気づかなかったが外は雨が降っていた。
めちゃくちゃ降っていた。
時間も夜だったので今日は仙台で寝ようと思ったがまたもや雨降りのため野宿はできそうにない上に
めちゃくちゃ寒かったのですぐにでもホテルに入りたかった。
が、またもやホテルが見つからない。駅付近のホテルは全てうまっていた。
それどころか仙台市内のホテルは全て埋まっていた。
前回も仙台は宿探しに苦労した。サイトでは満室でも直接行くと空いている場合もあるので
歩いて探したかったがあいにくの土砂降りである。
またしても追い込まれてしまう。
つづく
甲子園準優勝の金足農業に寄付金を渡しに行った話!!壮大な冒険と出会い!⑤
どうも!!次代が生んだスーパースター、ちぐざいるです!!
ついに秋田を目指してヒッチハイクをはじめたのだが全くつかまらない上に、大雨が降ってきた。
旅3日目。東京。
大雨の中、宿をさがしたがなかなか見つからない。
昨日止まった怪しい宿まで戻るには少し遠すぎる。
このようにかなり戻ってしまうのだ。
あくまで付近で探したかった。
いろんな検索サイトで探すことに。
電車に乗って西日暮里まで行きとりあえず宿は確保できた。
初めて行く西日暮里はかなり都会だった。
ある意味初めてヒッチハイクの厳しさを思い知った。前回はうまく行きすぎたのである。
スタートから仕切り直しである。
そして次の日。
昨日まったく捕まらなかったのが若干ショックになっておりなんかホテルでゴロゴロしてしまいチェックアウトぎりぎりまで滞在してしまった。
時刻は11時過ぎ。
天気は曇り。
天気はめちゃくちゃ怪しかったがとりあえずヒッチハイクをして前に進まなくては。
電車で王子駅まで行きまた昨日と同じ場所でヒッチハイクを始める。
曇っている分、昨日よりは涼しかったのでやりやすかった。
が、やはり捕まらない。
この日もヒッチハイク始めて3時間近く経っていた。
時刻は16時近くになっていた。
昨日の悪いイメージがあるのでもうこのままつかまらなくて終わってしまうのではないかと
考えていた矢先、一台のセダンが止まった。
中からムロツヨシ似のうっすら髭を生やしたおじさんが出てきた。
何やってるの?!秋田??
と言われたので
とりあえずそっち方面でいいので乗せてください!!
とお願いをする。
すると、
近くだけど途中までなら乗ってくかい??
と言ってくれた。
やっとヒッチハイク成功である。マジで無理かと思ったのでこの時は嬉しさより安堵の気持ちが大きかった。
このおじさん、営業の仕事中で今から客先に行くので、金足農業とか書いてあって面白そうだからと言って乗せてくれた。
そして東北自動車道を飛ばすこと30分。
次のインターで降りるけどどうする??
と聞かれたので、ぼくは高速からは降りたくなかったため、
じゃあ手前にサービスエリアあったらおろしてください!
とお願いした。
そしておろしてもらったサービスエリアは見覚えのあるところだった。
つづく
甲子園準優勝の金足農業へ寄付金を渡しに行った話!!壮大な冒険と出会い!③
どうも!!次代が生んだスーパースター、ちぐざいるです!!
楽しい高校時代の友人達と旅行が終わり、これから一人ぼっちの旅が始まると少し寂しがっていると
ミズモトくんが
ぼくも暇だからどっか行くかい??とまさかの一言を。
旅2日目。東京。
正直言ってこの時のぼくの気持ちとしては1人の方がマシだなぁと思った。申し訳ないけど。
それはミズモトくんは画家をやるだけあってものすごく個性的な方だし、そもそも高校時代もそんな仲がいいという間柄ではなかったため、
正直そんな人と一緒にいるのなら1人で旅をした方が気が楽だと思ったのだ。
とりあえずなんか気まづいしとりあえず飲んで雰囲気を和ますしかないと、新橋にあった居酒屋に入る。
リョージの時もそうだったがクラスメイトというのは不思議なもので高校時代の話とか、好きな映画の話とかしていたら全然違和感なく話せ、普通にめちゃくちゃ楽しかった。
大人になってなかなか友達ってできなかったりいつの間にか縁が切れてしまった人とかたくさんいるのだが不思議なものだ。
結局日付が変わるギリギリまで飲んでしまい
そういえば今日泊まる宿が無いことに気づく。
まあ、最悪野宿するつもりで寝袋も持ってきていたのでそこまで焦らなかったが。
すると、ミズモトくんが
ぼくが知っているホテル教えてあげるよ。そこならまず部屋が埋まってることは少ないよ。
と言ってそのホテルに連れて行ってくれた。
そこは飲んでいた店から歩いていける距離の場所にあった。
ホテルに着くと目を疑った。
え?!これラブホじゃないの?!
さすがに違ったが中に入るとさらにインパクト大だった。
とりあえず治安が悪い。
しょっちゅうボヤ騒ぎがあるんじゃないのかと不安になるいらない情報。
ベッドにタバコの穴あったし。
さらにテレビが天井にあったり。
とりあえずツッコミどころありすぎるホテルだった。
駅から徒歩5分なのに安かったけど。
(レインボーホテルてとこ。よかったら泊まってみて)
そしてミズモトくんにお礼を言い、必ずゴールすることを約束して別れることに。
ミズモトくんは友達思いの実は寂しがり屋のいい奴だった。
ありがとう。
そしてその夜。事件は起きる。
夜中、電気をけして寝ていると
きちんとカギがかかっていなかったのか部屋のドアが開いた。
ぼくは飛び起きて
え?!
と言うと人影が見えたので追いかける
すると
すいません!間違えました!
と小走りで逃げていくおっさんの後ろ姿が。
間違えたのがほんとか真意はわからないが
夜中寝ていて人が入ってくるほど怖いものはなかった。
それからなかなか寝れなくなってしまった。
そして夜が明けた。
ついに1人旅の始まりだ。
それはかつてない困難な旅の始まりを意味していた。
つづく
甲子園準優勝の金足農業に寄付金を渡しに行った話!!壮大な冒険と出会い!②
どうも!!時代が生んだスーパースター、ちぐざいるです!!
東京へ高校の友人達と高校時代のクラスメイトの展覧会を観に行くことになった僕は、その後ヒッチハイクで秋田を目指して金足農業に寄付金を渡しに行くことにする。
旅1日目。東京。
その日の東京は8月の最後の週末というのにものすごく暑かった。
そんな中、僕と高校の友人達は東京に着いた。
そして東京に住んでいる高校時代の友人、カンちゃんと合流していざ展覧会をやっている銀座を目指すことに。
というか銀座で展覧会なんてめちゃくちゃすごいじゃないか。
そしてたどり着くとぼくは高校卒業して以来じゃないか?というその友人、ミズモトくんと会う。
まぁ、作風的にはなかなか個性的な作風なのであまり家族連れで見に行けるような展覧会ではなかったかな。笑
とりあえずまた夜に合流して一緒にご飯食べに行く約束をして、ぼくらはその間に浅草行ったり押上にスカイツリーを観に行ったりした。
途中ナスDがいたり
知らない人の結婚式に乱入しかけたりと相変わらず
高校時代から何も変わらないノリを楽しんだ。
そして夜、ミズモトくんと合流して飲んだくれた。
もちろん
例によって飲んだくれすぎだ。
この新橋のガード下の居酒屋たまにテレビで出てくるなぁ。
最後に東京タワーを見て解散しようといかにも田舎者的な発想で東京タワーまで行き
ミズモトくんと別れた。
まあその後もう一軒行ったのだが。。
そして二日酔いが残る次の日、東京に住むカンちゃんの子供たちと上野動物園に行くことになった。
まさかのミズモトくんを誘ったら行くと言ったので
ミズモトくんも一緒に行くことになった。
ぼくの知っているミズモトくんはあまり人とつるむことを好む感じではないイメージだったので
わざわざ愛知から来たことも、夜ご飯誘ったことも
もしかしたら迷惑なのでは?と思っていたため意外だった。
話は変わるがこの先の人生でぼくはこのミズモトくんに救われることになるのだが。
そして猛暑の中上野動物園へ行き、一日楽しんだ後、ハヤカワくんとミノワクンは愛知に帰ることに。
そしてカンちゃんも東京の家に帰り、ミズモトくんも住んでいる横浜に帰ることに。
時刻は18時過ぎ。東京駅。
ぼくはここから秋田を目指すので1人旅の始まりだ。
なんだかんだこの2日ずっとわいわいしていたので急に寂しくなるなと思っていたら
ミズモトくんから思わぬ一言が。
まだおれ時間あるからどっか行くかい??
つづく
甲子園準優勝の金足農業に寄付金を渡しに行った話!!壮大な冒険と出会い!④
どうも!!時代が生んだスーパースター、ちぐざいるです!!
高校時代の友人のミズモトくんに紹介してもらったホテルで一泊し、ついに秋田を目指してヒッチハイクをすることに。
旅3日目。東京。
朝起きたらミズモトくんからメールが来てた。
本当にいいやつだった。ありがとう。
まぁミズモトくんは今後もまた何度かぼくを旅でも救ってくれるのだが。
晴天だった。
これから起きることなど嘘のように。
昨日あんな事件があったのでなかなか寝れず、寝坊してしまったぼくは昼前にホテルを後にしてまずはヒッチハイクポイントを探す。
どちらにしても北上するわけなので以前と同じ
王子インターまで電車で行き、
そこからヒッチハイクをすることに。
時刻は13時くらい。
多分この時の最高気温は40度近かっただろう。
そして王子インター。あの時が蘇る。1年前の気仙沼の旅もここから始まった。いい思い出しかない。
ついに見果てぬ地の秋田へ向けてヒッチハイク開始である。
が、、なかなか捕まらない。
炎天下の中汗だくなおっさんを乗せたくないのか1時間、2時間たっても全く捕まらない。。
この日は普通に平日だった為、帰宅途中の学生さんとかにめちゃくちゃ見られて
頑張ってください!など
声をかけてもらえる度に前を向かなくてはと気合が入った。
しかし、全く捕まらない。
ごめん!とか笑われたりとかリアクションはしてくれるのだがなかなか止まってくれる車がない。
2人と1人ではこんなに成功率が違うのか。。
と弱気になってきた。
時刻はすでに16時を回っていた。もうかれこれ3時間以上捕まらない。
暑さと寝不足も相まって疲労がハンパない。
でも先に進まなくては。。
すると雲行きが怪しくなってきた。本当の天気の雲行きね。
するといきなり雷が鳴り出し雨が降ってきた。
ゲリラ豪雨である。
一気に土砂降りになってきたのでとりあえず近くの軒下に避難して雨宿りをすることに。
ゲリラ豪雨なのですぐに止むと思っていたのだが
思いのほか止まない。
それどころか空はあっという間に全体が真っ黒な雲に覆われて完全に雨になってしまった。
さらに雷もゴロゴロなっている。
ヒッチハイクにとって雨は1番と言っていいほどの大敵なのだ。
傘させないし、子犬じゃあるまいし誰もびしょ濡れのおっさん乗せたくないだろうし。
全く止みそうにないので仕方ないしこの日のヒッチハイクは諦めることに。
最寄りの駅、王子駅まで戻ることに。
とりあえずこの大雨では野宿もできないので
宿を探すことにした。
が、王子付近にはホテルがない!!
1日ヒッチハイクも捕まらないし
初日から早速出鼻をくじかれてしまった。
つづく
甲子園準優勝の金足農業へ寄付金を渡しに行った話!!壮大な冒険と出会い!!①
どうも!!次代が生んだスーパースター、ちぐざいるです!!
それは2018年夏の終わりのことだった。
遡ること1年ちょっと前。僕はヒッチハイクで旅に出た。
その旅は僕にとてもたくさんの感動と出会いを与えてくれた。
しかしそれから1年以上、僕はそのような感動に出会えてなかった。
(まぁ、海外行きまくってたのもあるが。)
旅には出たいが忙しい、休めない、時間がないと何かしら理由をつけて行かなかった。
そしてその溜まったウズウズした感情は、また僕を壮大な冒険への旅へと心を動かせる。
そんな折に、高校時代の友人、ミノワクンとハヤカワくんと東京へ一泊の旅行をすることが決まった。
目的は、同じクラスメイトだった東京に住む友人が
画家で絵を描いているのだが展覧会を開くというので
お祝いを兼ねて会いに行くことになったのだ。
8月の夏の終わりのことだった。
バス以外で東京に行くなんて
考えたこともなかったが新幹線で行くという未だかつてないVIPな旅をしていた。
このタイミングしかない。僕はどこかで心にきめていた。
友人たちと東京に行った後、僕は残りそこから旅に出ようと。
しかし、今回は目的地がなかなか決まらなかった。
また東北に行くのもいいのだがじゃあ場所はどこにしよう?
ずっと考えていた。ヒッチハイクで行くならただ、旅に出るだけでは意味がない。
そしてその旨を新幹線の車内で友人のハヤカワくんに告げると
どうせ行くなら秋田まで行って金足農業見てこればいいじゃん!!
神の声ならぬ竜の一言だった。
そう、覚えているでしょうか。この年夏の甲子園で
準優勝をしたのが無名の公立校の 金足農業だった。
まさか準優勝するとは思っていなかったので大会中にお金が足りなくなり寄付金を募っていたのを何度もテレビで観た。
そして僕は閃いた。
そうだ!金足農業に行って直接寄付金を渡そう!!
そして壮大な旅が再び幕を開けた。
つづく。
東日本縦断ヒッチハイクの旅!!その先で見たものとは??〜エピローグ〜
どうも!!次代が生んだスーパースター、ちぐざいるです!!
まさかのヒッチハイクで自分の家の前まで送ってもらえるという奇跡の男、リョージのおかげで
無事ゴールすることができた。
旅5日目。赤羽、リョージのアパート前。
4時間あまりの長旅だったので子供たちとめちゃくちゃ仲良くなれた。
またいつかみんなで遊ぼうと約束をし、ご両親にお礼を言い別れを告げた。
そして、旅の終わりはつまりリョージとの別れを意味する。
当初、新宿でヒッチハイク出来ず、皆から白い目で見られて心が折れていた時に、
Facebook見て連絡をくれた20年ぶりに会う幼なじみのリョージ。
仙台で後輩と出会ったり今回のご近所さんヒッチハイクしたり数々の奇跡を起こしてくれた男。
最後は近くのラーメン屋で乾杯をし旅を労った。
ありがとう。
総移動距離約1,000キロ。
乗せてくれた人達 8台。
日数 5日。
ヒッチハイクをしてみて気付いたのはヒッチハイクとは出会いの数珠つなぎ。
最初のお兄さんに出会わなければその次のお兄さんにも出会えなかったわけで、
1つの出会いには全て意味がある。
これは人生でも言えることで、出会いは必ず他の出会いにも繋がっていく。
ぼくの思いつきではじまったこの旅はたくさんの人を巻き込み素晴らしい経験をさせてくれた。
そしてそれらは全て、無償で経験できたことである。
乗せてくれた人たちは善意のみで乗せてくれている。
そこにヒッチハイクの真意があるのではないか。
これに味をしめてこれから幾度となくヒッチハイクの旅をするのであるがそれはまたの機会に。
おしまい。