ビーチボーイズしたあの夏の日②
どうも!!次代が生んだスーパースター、ちぐざいるです!!
24の夏。友人のジョナと行った海の家で
バイトをすることになった。
早速次の週の木曜日から住み込みで働くことになった。
当時厳しかった親にはまさか、海の家で働くとは
言えず住み込みの仕事をしてくる
とだけ伝えた。
そして快晴の青空の下電車で内海駅まで向かう。
12時くらいに着くと、ヒデちゃんが車で迎えに来てくれた。
そうか、これから僕とヒデちゃんで
と思っている矢先、海南荘に着くと悲しい一言が。
ヒデちゃんは就職するために7月いっぱいまでしか
働けないらしい。
その為のぼく採用だったようだ。
まだ夏休み前の平日とあって快晴の海も閑散としていたが
この週末から海の日を含んだ3連休があるので
一気に忙しくなるらしい。
なので、客室の掃除や布団のシーツのひきかた、しまいかたやかき氷の作り方などをヒデちゃんから
教えてもらった。
年も近いから話も合いすぐに友達になれた。
そして初日は終了。
ヒデちゃんは近くに住んでいるので夕方で帰ってしまう。
急にさびしくなった。
疲れただろうからと近くにある銭湯、
白砂の湯
に行ってきなさいとお小遣いをくれた。
本当にいいオーナーだ。
オーナーはルミ子さんといい
写真が趣味で趣味の延長線上で海の家を
やっているという感じの
言ってしまえば富豪である。
(こんな感じ)
銭湯から上がって帰宅し、
ルミ子さんと夜の海を見ながらビールを飲んだ。
なんて贅沢な時間であろう。
ルミ子さんは
『今日からバイト最終日までちぐりんの写真毎日撮ってそれ帰るときにDVDに焼いてあげるよ』
と言ってくれた。
なんていい人だろう。
仕事をやめ、ホームレスになったり散々だった僕の人生に少し明かりが灯った。
気がした。。
この時はまだのちに訪れるであろうたくさんの
波乱を知らなかったからだ。
そして次の日。
海の家の朝はさぞかし早いんだろうなと
思ったら
明日の仕事は9時スタートだから8時半くらいに
起きてくればいいよ。
と言ってくれた。
そして朝の人気のない海辺を見ながら
潮風を浴びながら朝食をたべた。
金曜日だった為多少忙しいかもと緊張したが
ヒデちゃんがリードしてくれたし
まだそこまでバタバタすることはなかった。
海南荘の左隣に
とるぷる
という海の家があるのだが
そこと仲がいいらしく
そこの人たちに僕を紹介してもらった。
若夫婦と小学生の男の子と幼稚園くらいの女の子がいた。
僕は名前を覚えてもらわないと仲良くなれないと
考え、
自分で名札を作ることにした。
実際に作った名札。
そしてその日の夜、海南荘を紹介してくれた恩人
ジョナが来てくれた。
つづく。