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ちぐざいる新聞

次代が産んだスーパースターちぐざいるです!人生をふざけろ!

自転車で海を目指した話。

どうも!!次代が生んだスーパースター、ちぐざいるです!!

 

僕はあてのない旅が大好きでよく国内外問わず放浪に行くのですが

その原点ともなった出来事を書きたいと思います。

 

それは僕が高校2年だった頃の夏休み。

 

僕はアルバイトに勤しんでいた。

その時はコンビニでバイトをしていた。

バイトが終わる22時くらいになると

幼なじみの親友のヤスが店の前で待っていた。

 

ちなみにヤスは若気の至りでこの時夏休み限定で金髪にしていた。

 

 

 

隣には中学のクラスメイトだった女子の

チアキという子もいた。

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そして2人から衝撃の一言を耳にする。

 

『今から海に行こうぜ!』

 

 

改めて説明するが、

僕らはこの時社会人でも大学生でもない。

高校生である。

 

 

交通手段は自転車しかないのだ。

 

さらに僕が住んでいた地元から

海と呼ばれる場所までは軽く見積もっても

30キロはある。

 

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しかしこれが逆に僕の冒険心をくすぐった。

 

 

よし!行こうぜ!!

 

バイト終わりの22時スタートの朝型

海辺で朝日を見るという計画だった。

 

そもそもまだ自転車で行ける範囲くらいしか

テリトリーがない僕らにとって

海といってもどこを指しているのかすら

分かっていなかったが

とりあえず南にくだれば海があるだろ?

くらいのノリだった。

 

 

そして壮大な旅がスタートした。

 

今ならすぐに警察に補導されそうなものだが

当時はゆるかったのか

金髪の変な奴が夜中自転車を漕いでいても

パトカーに止められることはなかった。

 

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今のようにスマホもない時代なので

自分たちがどこを走っているかすら

分からず適当に自転車を漕いでいた。

 

しかし、さすがに4時間近く自転車を

こぎ続けて疲れたのと

道路沿いにモーターバイクなどが停めてある場所に

たどり着いたので

もしかしてこれはもう海は近いのでは?!

 

という期待感にかられコンビニに入って

 

ここから海って近いですか??

 

と目を輝かせながら聞いてみた。

 

するとあきらかに

 

は??

 

 

というようなリアクションで

 

いや、、海なんてないですけど、、』

 

と言われる。

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そんなバカなはずはない。

 

こんな長時間漕いできて、道にはモーターバイク

がたくさん停めてある。

 

なんで隠すんだ??

 

さらに自転車を漕ぐと川みたいなのが見えて

ついに小さな船まで停めてあるじゃないか。

 

これは着いた!!

 

 

海にたどり着いた!!

 

と期待に胸を膨らませると

明け方ごろ開けた大きな水辺に出会う。

 

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ついに海に僕らは自転車で海にたどり着いたのだ。

 

 

そして感動に浸る間も無く急いで家に帰ることに。

 

当時厳しかったうちの親が朝息子がいないなんて

許されるわけがない。

 

が、帰りは疲労と日が昇るにつれての暑さで

ヘロヘロなうえ、さらに道に迷って

帰宅したのは昼前だった。

 

 

もちろんおかんから大目玉をくらったのは

言うまでもない。

 

そしてこれはそれから2年以上経ってわかったことだが、

その時はたどり着いた海と思っていた場所は

 

衣浦大橋

 

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という橋がかかるあたりで

全然海ではなく川であった。

 

車なら30分くらいで行ける距離である。

 

 

そりゃコンビニの店員も  は?  ってなるよな。

 

それでもこれが僕らにとっては大冒険だったことには変わりないのだ。

 

 

 

 

 

 

おしまい。