ビーチボーイズしたあの夏の日11

どうも！！次代が生んだスーパースター、ちぐざいるです！！

まさかのテレビ出演がお蔵入りとなる中、続いて朗報が。

海水浴場でやるイベントに来る加藤ミリヤが

ぼくが働く海南荘を楽屋に使いたいという。

そして喉の調子をベストにもっていった前日。

ミリヤのマネージャー？みたいなスタッフの人が

下見と挨拶に現れた。

アピールするには先手必勝だと玄関先で

ここでバイトをしている  ちぐりん  ていいます！！

と元気よく挨拶すると

『こちらこそ。当日ミリヤも楽しみにしてますからサポートよろしくお願いしますね！』

と言われた。

そして店の中にはいってもらうと

すごいいい店じゃないですかぁ！！

と褒めてもらえた。

しかし、待機してもらう客室に入ると

スタッフの表情が一変する。

『すいません、この部屋にクーラーはないのですか？？』

そう、ミリヤに案内する部屋は冷房がないのだ。

というのも、海南荘は海辺にある民宿。

海辺というのは思いのほか涼しく、

夜に至っては真夏でも肌寒い日があるくらいなのである。

そうか、、冷房ないのかぁ、、

と呟きながら帰るスタッフに何か嫌な予感がしたのを覚えている。

そして一抹の不安を抱えたまま当日を迎えた。

ミリヤが来るのは昼過ぎ。

ドキドキしながら店の前で待っていると

時間よりかなり早くミリヤが現れた。

周りには数人の強面の取り巻きをひきつれて

いかにもアピールするかのように店の前で

ワゴン車をとめると

ミリヤは車から出てこず

出てきたスタッフが

開口一番、

『申し訳ありません。本日ミリヤさんはこちらのお店を楽屋として使えなくなりました。』

え！！

どゆこと？！

聞くと、冷房が無い部屋だと

真夏の暑いステージの中

体力的なことを考えると万全なコンディションで

ライブに望むことができなくなるため

使えない。

という。

なんじゃそりや！！

歌い手だったらむしろ喉のことを気遣って冷房は控えるだろ！！

せめて前もって言って欲しかった旨を

ルミ子さんが告げると

これはお詫びです。

とサインをくれた。 

（実家に置きっぱだから写真載せれませんでした）

なんかミリヤは滅多にサインをしないらしく

ファンの人からは羨ましがられたが

ぼくはどう考えても納得できなかった。

テレビデビューにミリヤとコラボと

2回の？裏切りに耐えながらついに

最大のイベント  花火大会の日を迎える。

つづく。