ビーチボーイズしたあの夏の日⑧
どうも!!次代が生んだスーパースター、ちぐざいるです!!
ぜんという友人を手にした僕は夜な夜な遊びまくり
門限をつくられてしまう。
なのに次の日早速朝帰りをしてしまうのだった。
恐る恐る海南荘に帰ると、朝5時くらいだったのに
ルミ子さんは起きていた。
『どこ行っていたの!?』
僕はぜんの家で飲み過ぎて寝てしまったことを告げる。
すると、
『夏の疲れがたまってくる頃だから、睡眠時間は大事!これから10時には鍵を閉めます』
という事で、門限がついに小学生並みの夜10時に
なってしまった。
そしてこの門限がとんでもない事件を起こす。
次の日、朝帰りの件をどこかしらか聞いたカンタさんがぜんをつれて謝りにきた。
そしてしばらくそれからぜんは仕事が終わってから
海南荘に来なくなった。
僕もルミ子さんの怒りがおさまるまでは大人しくしていようと
夜は出かけることを控えていた。
そんなある日、
朝起きて外に出るとその日泊まりに来てたお客さんが、玄関のベンチで倒れて寝ていた。
え?!生きてる?!
あわてて身体を揺らし起こそうとする。
どうしましたか?!
と聞くと
『昨日、夜出かけて帰ってきたら鍵が閉まってて
入れなくなったんです。』
あ!!おれのせいでルミ子さん毎晩夜10時には鍵しめてるんだ!!
まさか僕の素行が原因で鍵が閉まるなんて言えるはずもなく
お盆も近づいてきて最近ぶっそうなので
鍵をしめるようにしたんです。
すいません!
と濁しておいた。
そんな事件もありぜんとはまた夜遊ぶようにはなったが
10時前には帰宅するようになった。
それから徐々にルミ子さんは厳しくなっていき
ちょっと夜出かけるだけでも
早く帰ってきなさい!!
と扱いが小学生みたいになっていった。
あんなに優しかったのに‥
まあ、今考えたら24とはいえ他人の子供を預かっているわけだからなんかあってはいけないし当たり前なんだけど。
そんな中ビックニュースが飛び込む。
ある日、駐車場の仕事を終えて海南荘にもどると
海水浴場には不釣り合いのスーツ姿の人と
ルミ子さんが話していた。
ルミ子さんが僕に気づくと
『きたきた!!ちぐりん!!実はメーテレの人がちぐりんを密着取材したいって!!』
え!!まじか!!
つづく。