ビーチボーイズしたあの夏の日④
どうも!!次代が生んだスーパースター、ちぐざいるです!!
駐車場で目立つためにDJOZMAの格好をしたら他のとこに停めかけてた車を呼び込んでしまいめちゃくちゃ怒鳴られることになる。
駐車場は昼前には満車になった。
ひと仕事おえ海南荘に戻ると食堂は
火の車だった。
ぼくもすぐキッチンにはいり手伝うことに。
週末はこんなに大変なのかとビックリした。
しかし、このルミ子さんはかなりのやり手で
『ご注文は??おススメはカレーよ。カレーでいい?カレー食べてみてよ。はい、カレーね!』
みたいな感じでほとんどの客にカレーを食べさせてた。
まあ、ずっと海の家にいる客なんていないわけで
大体14時も過ぎれば暇になってくる。
するとルミ子さんが
『ちぐりんソフトクリームやかき氷売りたいから
店の前で客引きやってよ!』
という。
ぼくは大声で前を通る人たちに
かき氷とソフトクリームいかがですか〜
と叫んでみたが効果はない。
こういうのは相手の興味を引いてなんぼだと
考えた僕は
店につる下がっているソフトクリームの模型を
マイクにして
EXILEを歌い始めた
すると、近くにいた人はみな興味を持って
僕に近づいてくるではないか。
EXILEならぬちぐざいるが作るかき氷!!ぜひ食べて行ってください!!
そういうとお客さんが次々来てくれた。
これは海南荘の名物になって
しょっちゅう写真撮ってくださいと言われた。
人生のピークである。
そしてその日は4組の宿泊予約が入っており
夜も忙しかった。
その4組の中の1組にOLと思われる若い女性2人組がいた。
ルミ子さんはさすが海で働く女、
夏は積極的に恋をしなさいという考えだったので
食事中の彼女たちに
『ご飯食べ終わったらよかったらこの子たちと
花火してやってくれない??』
といきなり声をかけ出した。
この子たちとは僕とヒデちゃんである。
(僕はいなかったがたしかヒデちゃんはこの時彼女いたけどね)
そんなありがたいおせっかいのかいあって
夜4人で花火をすることになった。
2人は名古屋在住の22歳?だったかな?
うぴことぷくという。
この2人とは夏の夜の海というシチュエーションも
相まって意気投合して
ヒデちゃんは帰ってしまったが朝まで恋愛について語り合っていた。
(この頃の僕は恋バナが好きだったなぁ。)
そして無睡のまま次の日を迎えた。
ルミ子さん曰く1番忙しいであろう三連休の真ん中である。
そんな中、昨日のお礼にとうぴことぷくが
僕の名札を作ってくれた。
そして昨日より慌ただしい一日が終わり、
夜になってうぴことぷくが帰るので
駐車場まで見送りに行くことになった。
また来てくれる約束をし、手を振って見送り
海南荘へ帰ろうとしたら
『おーい!!ちょっとこっちこいよ!!』
と駐車場の向かえにある居酒屋から知らない人に
呼ばれた。
つづく。