クラスのスローガン、級訓とは?
どうも!次代が生んだスーパースター、ちぐざいるです!!
今回は中学時代のステキなお話を書きたいと思います。
それは
中学2年の始まりの事である。
無事進級することができ、
後輩もできて中学生活にも慣れてきた頃の話だ。
クラスが変わって決めることといえば
・クラス委員の選出
・その他いろいろな係の選出
といろいろあるのだが、その中の大事な決め事としてクラスのスローガン、
級訓
を決めなくてはいけない。
学校によるだろうが黒板の上あたりに額縁に入れて
飾るあれである。
(こんなやつ)
みんなが挙手をし、思い思いに案を出していった。
友情、努力、博愛、etc‥
いろいろなそれっぽい言葉が並ぶ中
1人のクラスメイトの女の子が言った言葉に決まる。
『昴』
別に谷村新司のファンというわけではない。
昴とはたくさんの小さな星が集まって光り輝く星なのだ。
つまり一人ひとりは小さな光でもクラス全員集まって輝く星になろう。
みたいな、意味だったと思う。
僕も、ありきたりじゃないいい級訓だなぁ
と思った。
結果多数決で決まり、
そして 昴 の名の下にクラスは1年間を過ごした。
そして中学最上級生になった。
中学3年は修学旅行があり、夏には部活も引退し、
生まれて初めての受験もあり、
進学、就職と、自分の道を進み、
初めて 地元 というくくりから出ることになる。
幼なじみとこれだけの長い時間を過ごすのは
この1年が最後だ。
まさに人生の1回目の分岐点を過ごす
とても大切な1年だ。
そんな1年を過ごすクラスでの 級訓 を決める。
またしてもいろんな案が飛び交う。
出発、旅立、明日、青春‥etc
そんな中、1人のクラスメイトの女の子が手を挙げた。
よく見たら去年も同じクラスだった子だ。
そしてその子の口から驚きの一言が。
『昴』
え!!
去年と同じやないか!!
確かに評判良かったがまさか2年連続同じ案を‥
自分自身もよほど気に入ったのであろう。。
そして、多数決で中学生活最後の1年の級訓は
昴。
おしまい。