某私立高校のサラリーマン教師達。
どうも!!次代が生んだスーパースター、ちぐざいるです!!
僕が行っていた高校は、ちょうど僕の入学した世代から共学になり、
学校の雰囲気も2年、3年と上がるたびに変わっていった。
例えば、まだ入ったばっかの1年生の時は、
名前を呼ばれた生徒が返事が
返事が気にくわないってだけで
胸ぐらを掴んで壁に叩きつけたりしていたり
夏休み明けに茶髪にしてきた生徒を
クラスの前でバリカンで丸刈りにしたりと
高校ってこええ。。
とビビりまくっていたが、
2年、3年とあがっていくにつれ
女子生徒が増え、
明らかに茶髪の生徒がいても地毛で通ったり
ピアス空いてても透明ピアスで逃れれたりと
風紀は乱れていった。
まぁ、ずっと男子校だったところに
女子高生が入ってきたのだから
先生もつい顔がほころんでしまったのであろう。
3年にもなるとよくも悪くも先生と生徒の距離は
近くなっていた。
しかし、先生達が厳しかった時代から熱いポリシーを持って指導をしていたのかというと
ちょっと違う気がした。
それは、テストの時に抱いた疑念が始まりだった。
2年生に無事進級でき、僕は普通クラスから
準特進クラスに上がったのだが、
ここで難関にぶち当たる。
2年から始まった世界史で完全につまずいたのだ。
早速最初のテストでまったく問題が解けず
間違いなく自己採点では赤点だった。
赤点とはテストで30点以下を取るとその後
放課後に補習を受けさせられ
再テストを受けることになる。
そして解答が返ってくると
まさかの30点!!
ギリギリセーフ!!
‥え??
点数は明らかに30点だが丸の数に対して点数が
高すぎる。
自分で計算すると20点くらいだった。
明らかに採点ミスだった。
恐る恐る先生に言うと、
『あー。ほんとだ。でも、先生の落ち度だし正直に言ってくれたからいいよ。30点で。』
おー!なんというありがたいとお言葉!!
先生がこの時天使に見えて、泣いてすがったが
これよくよく考えたら
追試になる=先生達も大変。
なのだ。
放課後はデキの悪い生徒のために1度教えたところを
さらに丁寧に教えなくてはならないし
再テストの問題も作らなくてはいけない。
何より若い先生だったので、あまり赤点者が出ると
上の先生とかに色々言われるのではないか?
そうかと思えば、3年の時古典のテストで
赤点を取ってしまったのだが
(この時は採点ミスはなかった。まぁ、おじいちゃん先生だったしね)
(この先生ね)
いつも授業一緒にふざけまくっていた
ミノワヒロキ君という友人がいるのだが
彼はギリギリ赤点は免れたというのに
『2人仲いいんだから2人まとめて
赤点だあ!』
と言われて巻き添いを食らっていた。
おしまい。