持久走大会で最下位になるとどうなるのか?【前編】
どうも!!次代が生んだスーパースター、ちぐざいるです!!
東京オリンピックが来年に迫ってきましたね。
僕は運動神経が悪く特に長距離走なんて
もう体罰としか思えません。
僕からしたら100メートル以上は長距離なので
体育でやった400メートル走も長距離でした。
そんな体力のない僕に高校時代、最大の試練がおとずれる。
きっとどの学校にも冬くらいに持久走大会というものがあるだろう。
要は学校でやるマラソン大会。
大抵は女子3kmくらい?
男子は5kmくらい?
でしょうか。
しかし
僕の通っていた高校はなんと男子
17km
もうここまで来たら旅である。
17km歩くだけでも無理なのに
走れるわけないじゃないか。
しかし先生方は
『つらければ辛いだけゴールした時の達成感は感動的だぞ。』
と雄弁に語っていた。
ただ、僕の通っていた高校はマンモス校で
男子だけでも学年で400人以上はいる。
部活動も盛んで
本当に高校生か?!
みたいな体育会系のやつなんてわんさかいる。
そこで僕は考えた。
上位を目指しても中途半端に終わって思い出にならないから
なんなら最下位を目指そう!
と。
それに賛同したクラスの
ハヤカワくんと朝潮と一緒にいざ最下位を目指す
果てしない挑戦が始まった。
朝潮はこいつね。運動神経悪そうでしょ。
聞くと
学校近くにある川の岸辺をひたすら南下して
折り返して帰ってくるコースである。
てことはバレないようにこっそり手前で
折り返したらいいんじゃね?
と思ったが
折り返し地点で先生がスタンプを押すシステムらしくやむなく頓挫した。
そして冬空の中スタートが切られた。
といっても目指すのは最下位なので
基本徒歩である。
話しながらハイキングを楽しむことに。
しかし、予想外のことが。
400人もいれば言い方は悪いが
僕以上に運動神経が悪いやつなんてたくさんいるわけで普通に歩いてもなかなか最下位をキープするのは難しかった。
(特に太った子にとってはもう死刑宣告のようなものである)
折り返し地点を過ぎたあたりからまわりのみんな
はもうヘロヘロで
立ち止まってる人が多数いたため、
常に最下位キープするのもかなりストレスの溜まるものになってきた。
(だって他人のペースに合わせなくてはいけないから)
そこでついに朝潮が
裏切り行為に出る。
つづく。