ベンチャー企業の真実【第3話】
どうも!!次代が生んだスーパースター、ちぐざいるです!!
〜前回までのあらすじ〜
入社初日、30分以上前に出社したがすでにミーティングをしているという会社だった。
キャラの濃いメンバーに迎え入れられながら
伊藤リーダーの最初の一言は
『なんや、その頭は。明日までに直しなさい。』
この頭で受かったのだからこの頭のままでオッケー
なのかと思ったらいきなり注意されるという。
ええっ!これこだわりなんですけど‥
と言わなきゃいいのに半分冗談で言おうもんなら
『なんやったら丸めてくれてもいいんやで。』
このリーダー、大阪営業所から来たくせに
まったく冗談が通じない人間だったのだ。
その日は早速、先輩の川瀬さんに同行することに。
もちろんわけわからないまま1日が終わる。
その日の帰りに黒染めを買う羽目になった。
茶髪ギャル男生活は終わった。。
そして、その2日後から2週間
東京の本社にて10月入社の全員を集めて
研修が行われることに。
なんとなく堅苦しい営業所にうんざりしていた
ので、東京旅行だと割り切って楽しみだった。
交通手段は何でもよかったのだが
(交通費は全額支給してもらえる)
前乗りはしたくなかったので早朝の始発新幹線で
東京に着く。
有楽町のど真ん中にある本社は、
まさに都会の経済の中心という雰囲気で
オシャレなスーツ、オフィスカジュアルで
あふれていた。
そして本社の大講義室みたいなとこに
集められると100人近く新入社員がいることに
驚く。
さすが、ベンチャー企業や。
と感心していると、この日の午前中は
社長のありがたいお話や、社会人としての
心構えや、会社の組織の内容など
まるで新卒のように丁寧に説明してくれた。
そしてそこから勝手にグループ分けをされて
これから2週間このグループでいろんな研修を
受けることになると説明される。
そして自己紹介をすると
『あー!君が名古屋の茶髪くんね!!』
どうやら、初日の朝の全体朝礼で
テレビ電話に映された茶髪の人間は
各地の営業所で話題になっていたらしい。
研修は18時にはきっかり終わるので
そのまま次の日に備えてホテルでゆっくり‥
なんてするわけもなくなんだかんだ
毎晩飲み歩いていた。
東京で勤めていた高校の友人に会ったり
丁度サッカーの代表戦があったので
1人でスポーツバーに行ったりして
なんだかんだ
研修そっちのけで東京を満喫していた。
そんな研修最終日にテーマは忘れたが
何かについてディベートするという内容があったのだが
僕があまりにふざけたことばかり言って
同じグループの女の子をマジでキレさせるという
事件まで起こしてしまった。
またお調子者のノリが戻ってきた。
その時までは‥
なんとも後味の悪い東京研修は無事?幕を閉じ、
いよいよ名古屋営業所にて
本格的な業務を行うことになった。
つづく。