私がホームレスになった理由【第3話】
どうも!次代が産んだスーパースター、ちぐざいるです!
またまた前回からの続きで、社会人1年目の私は
ミスを犯し、
とても怖いお客様に謝罪に行くのであった。
マンションに着きお客様の部屋に入ると
和やかムードは一変し、
いきなり
同行していた上司がお客様の前で
土下座をしだした。
とっさのことで驚いたが私も無心で
土下座をした。
一瞬にして空気が凍りついたが
お客様も怒りは収まっていたので
『まぁいいよ。お前も先輩に迷惑かけるなよ。』
と言われて事なきを得た。
帰り道、上司が
『◯◯さんも丸くなったなぁ。おれが新人の頃はあそこから頭踏まれてたぞ。』
と何とも恐ろしい事をサラッと言っていた。。
そんなこんなで無事無傷で乗り切った僕は
次第に帰りが遅くなり毎日終電を理由に帰る
日々が続いた。
当時の僕の親はめちゃ厳しかったので
心配するどころか
それじゃあ会社に迷惑がかかるでしょ。
会社の近くにアパート借りなさい。
で終わった。
会社の先輩に相談すると会社が借りているアパートに格安で入れるからそこにしたら?
明日からでも入れるぞ?
という事で会社から徒歩で10分程度の
立地でいうと栄のど真ん中に
(栄というのは名古屋の繁華街)
なんの心の準備もないまま一人暮らしを
スタートすることになる。
(でも大須観音の真裏くらいで家賃3万光熱費なし
だったからたしかに破格だったなぁ。)
これでめでたく社畜生活のスタートを切った。
終電という無二の武器を無くした僕は
仕事をどんどんふられ
昼間→そういうお店の方
夜→キャバクラの方
朝方→ホスト
と打ち合わせ。
といういつ寝るんだ?!というような
スケジュールになり
たった10分の家に帰るのも億劫になり
きちんと諸先輩方の伝統を受け継ぎ
会社の床で寝るようになる。
もはや何のために部屋借りたのか分からない。。
ほんとにこの頃は3日に1度くらいしか
お風呂に入ってなかった。。
大げさじゃなくて、、
言葉ない時代だから
こんなことが普通にあったし
しんどかったが
然程おかしいとも思わなかった。
この頃を知る友人はこの頃の僕は
肌はボロボロだったし明らかにハゲていた
とネタにされるが。(今でもハゲているが。。)
ただ上司とはうまくやっていたし忙しい割に
社内はピリピリしたような雰囲気ではなかった
のでなんとかやれていた。
そんなある日、仲良かった同期のY君が
さすがにキツイので
仕事を辞めたいと上司に申し出た。
(Y君は三重から通っていた為終電なんて
魔法すら使わせてもらえずほぼ帰れず
会社に寝泊まりしていた。)
そこから僕の人生が狂々と変わっていく。。
続く。