私がホームレスになった理由【第4話】
どうも!次代が産んだスーパースター、ちぐざいるです!!
〜前回までのあらすじ〜
社会人1年目の最大のピンチを乗り切ったが僕だがついに同期が辞めると言いだした。
以前から辞めたいと話は聞いていた僕だったので
Y君の直属のS上司と別室に消えて行った時点で察しはついた。
なので気になったのであとを付けた。
着いた先は談話室で完全にガラス張りになっていて簡単に中は見えた。
声はあまり聞こえなかったが
おそらく同期のYが辞めたい旨を伝えた瞬間
ガチンコファイトクラブ風にいうと
とんでもない出来事が!!
そのS上司が胸ぐらを掴み思いっきり
顔をグーパンしたのだ。
もう1度言う。ビンタではない、グーパンしたのだ。
Y君は思いっきり吹っ飛ばされていた。
今考えると動画でも撮れば
お昼のワイドショーで坂上忍や横粂弁護士が
大討論してくれそうだが
当時はスマホもないし
もう
辞める=ぶん殴られる
という構図が出来てしまった為、もうどんなに辛くても辞めるという選択肢はなくなった。。
実際Y君は辞められず殴られ損だった。。
もうほんとにヤバかったら飛ぶしかないねと
同期たちの共通の認識になっていた。
(連絡せずに行方をくらますこと)
実際この事件のちょっと前に2年先輩の
Hさんがこの行為をし上司が実家まで行き引き戻されたが
退職には至っていた。
(その際殴られていたかは知らないが)
恐るべし恐怖政治。
そして結局Y君はその後も
辞めれないまましばらくたち
人生の転機は急に訪れた。
なんのきっかけもなく。
※これから先の出来事は今考えると社会人として
あり得ない事をしたし批判を受けそうですが
ありのままを書きたいと思います。
僕もそれからとにかく必死で毎日締め切りに追われながらなんとか仕事をこなしていた。
もちろんたまに怒られることはあったが
大きなトラブルもなく。
そんなある日、ほんとに何の気なしに
急に朝仕事に向かう足が動かなくなった。
別に大きなミスをしたわけでも
上司に怒鳴られた、殴られたわけでもなく。
そしてその日職場には向かわず
ずっと名城線をぐるぐる廻っていた。
昔の携帯は地下鉄は電波が途切れるので
ずっと地下鉄にいた。。
そして日が暮れ出した頃に事の重大さに気付く。
が、もう遅い。。
戻ったら確実に殴られる以上の制裁が待っている‥
頭の中が真っ白になった。。
僕はとんでもないことをしてしまった。。
続く。