成人式前日集団暴行強盗事件について【中編】

どうも！次代が生んだスーパースター、ちぐざいるです！！

〜前回のあらすじ〜

２０歳そこそこでテレクラにハマった僕は持っていたカード残り5分くらいで相手に繋がり喜んで会いに行く。

真っ暗なグランド中央らへんに着いた辺りでいきなり四方をライトで照らされた。

え？と思った瞬間バイク10台くらいに囲まれて

わけわからないまま羽交い締めにされた。

気がつくと10人以上の若者に囲まれていた。

若  『てめー若いくせに援交なんてしてんじゃねー               

よ！』

え？援交！？

いや‥僕はカラオケとかに行こうと‥

相手2人だし‥

なんて言う暇もなく羽交い締めのまま思いっきり

顔面ぶん殴られた。

そして財布と携帯と車のキーを取られ、携帯はまっ二つに

目の前で折られた。

そのあともひたすら顔、お腹を殴られて

金属バットでお腹背中フルスイングされたり

羽交い締めにされて蹴られるのを

ひたすら耐えていた。

その時思ったのは

顔を殴ったら多分相手も多少痛かったはず

金属バットで殴られても服着てたら耐えれる

蹴りはみぞおちに入ったらめっちゃ痛い

である。

つまり蹴りが1番痛かった。

ただ、痛さよりも暗闇で10人に囲まれて暴行を

受けるというのがいかに恐怖かを分かって頂きたい

後日、友人が

そんなん1人目がけて一発殴ったら向こうも

ビビってひるむだろうから逃げれるだら

とか舐めたこと言っていたが断言する。

暗闇で僕みたいなヒョロヒョロなやつに囲まれても

絶対怖い。

中途半端に反抗するのは死を意味する

と本能で絶対に悟るはずだ。

その状況になれば分かる。

そんな中

『こいつ、あそこの池に沈めるか』

とか

『そこに立たせたバイクでひくか』

 とか

『バイクのマフラーに顔突っ込ませてふかすか』

など

悪魔の所業のような発言が飛び交った。

その度に

すいません！勘弁してください！許してください！

と別にこいつらに詫びることはないのに

今までのどんなやらかした事より謝っていた。

そして

『お前死にたい？どうする？』

と血の気の引くようなことを聞かれ

すいません！命だけは許してください！お願いします！

と命乞いをすると

意外にいい奴で（!?）

車のキーと免許証を返してくれて

『今から10数えるまでに目の前から消えろ。

  10数えたらバイクで追いかけてお前を殺す。』

ありがとうございます！すいませんでした！

と言うと最後に

『もし警察に言ったらお前の住所メモったで

  お前んち行ってほんとに殺す。』

と言われた。

（確かに最初に免許取り出して写メしてたわ）

いえ！絶対にそんなことしません。約束します！

と言い10数えられる中猛ダッシュして

去って行った。

多分あの時なら100m10秒切っていただろう。

そして命からがらグランドの近くに停めていた車に

たどり着いた。

その時は命が助かった安堵と恐怖で震えていた。

でもとりあえずこの場から立ち去りたかったので

急いで車を出した。

しかしその道中、身体も暖まってくると

（真冬だったので）

段々理性を取り戻し

怒りが沸々と湧いてきた。

そもそもなんでこんな目に遭わないかんのや！

そう思った私はその足で警察署に向かった。

続く。