僕がホームレスになった理由【第6話】
どうも!次代が産んだスーパースター、ちぐざいるです!!
〜前回までのあらすじ〜
帰る場所をなくしホームレスになったぼくはDVD返してないことに気づく。
しまった!!その時ゲオで映画「タッチ」
を借りていたのだ‥
しかも準新作。
もう2週間以上経過している上に
会社の近くのアパートに取りに行かなくてはいけない。。
説明が遅くなったがそこのアパートには
当たり前だか会社の人が何人も
住んでいるのだ。
僕が帰ってきたら間違いなく気付かれる‥
とはいえタッチを返さねば‥
悩みに悩んだ結果、幼なじみの友人に
連絡し現状を話し
代わりに行ってもらう事にした。
友人に車を出してもらいアパート近くに停めて
鍵を渡して取りに行ってもらった。
まぁ、よくよく考えたら友人が見つかったら
僕が出てくしかないのだが‥。
そして返却したタッチは延滞7000円を超えた。
ただずっと孤独だったので友人に会えたのは
大きかった。
そんなホームレス生活も1カ月以上経った頃
第2の事件が起きる。
勝手にもう時効にして書いてしまうが
ホームレスなのでライフラインがない。
つまり電力がないのだ。
なので(犯罪ですが)駅や公園の
障害者用トイレで携帯を充電していた。
(本当にすいません‥。)
その日も
某私の地元の駅の障害者用トイレで携帯を
充電していた。
ガラケーだったが
充電はなんだかんだ1時間以上はかかるし
僕もこの行為に慣れてきてしまっていたので
夜中の3時過ぎということもあり
人気もなかったので
事もあろうか携帯を置いて隣にある
コンビニに立ち読みをしにいってしまった。
そして充電できたであろう時間に戻ると‥
え?携帯がないっっ!!
この状態で唯一の外部との繋がりの
携帯電話を盗まれてしまう‥。
警察に届けたかったが
今の自分の身分を明かすのが怖く
行けなかった‥。
ついに帰る家もなく連絡手段もなく
完全に孤立してしまったのだ。
そしてもちろん
無断欠勤の僕に給料が支払われるわけもなく
気がつくと財布中身もどんどん
底をつきかけていた。
この頃になるとお風呂も入ることなく
水分は公園の水で
ご飯はおやつカルパス(10円くらいの駄菓子)
になっていた。
もう体力も精神的にも限界に近づいていた。
こうなると人間は正常な判断ができる状態ではなくなる。
ほんとにこのまま死ぬか勇気を振り絞って
実家に帰るか
と悩んでいた。
今考えたら比べるまでもないことが
状況いかんでここまで追い詰めるのだ。
そして2カ月も経とうとしていた頃
ついに財布から10円玉しか無くなる。
続く。